競馬で万馬券などのいわゆる穴馬券の出る確率とエッジを調べようと思い競馬関連のデータを漁っていたがいいものが見当たらない。
馬のデータや騎手のデータなどはいっぱい落ちてはいるが、過去何十年分かのレースでのオッズとその結果、例えばオッズ20倍以上での勝率とか万馬券での組み合わせではオッズがどのようになっていたかとか。
各レースでのオッズの分布、およびレース結果で例えば20倍以上が何パーセントあってとか。

そういうのは自分でやれってことなのだろう。
https://loohcs.jp/articles/463
https://jra-van.jp/dlb/
http://www.jrdb.com/

ここに面白い記事があります。単勝20倍以上の馬を頭に買ってはいけない

記事によれば
1着になった馬の中で単勝20倍以上の馬の勝率9.7%。
出走した全馬中単勝20倍以上の馬は56%。

従ってこの中から1頭だけチョイスして当てるのは至難の業だと。

さて、的中させることが目的ではなく、あくまで確率的にどうなんだと、エッジがあったら勝てるぞと、そういう観点から考えてみましょう。
全馬中単勝20倍以上の馬の数は26717頭。その中で1着になった馬数は319頭。約1.2%。平均30倍だと仮定してケリー基準で計算すると、エッジがマイナスになるので20倍以上の馬を片っ端から買っても負けちゃいますね。
ケリー基準で計算するとらくちんです。https://www.pinnacle.com/ja/betting-articles/Betting-Strategy/How-to-use-kelly-criterion

早速JRA-VANのデータラボの会員になろうかと色々と検索していたら面白い記事を見つけました。
競馬予想ソフトで5億7千万円脱税!?その驚きの投資方法と結末を紹介
一時この裁判はかなり話題にのぼっていたので私も知ってはいましたが、具体的な馬券の購入方法は知りませんでした。
どうやら予想ソフトを利用し独自の手法も使っていたらしく、

1レースにつき数十から数百通りと投げ網式に馬券を購入
オッズが高い場合は投資額を増やし、低い場合には投資額を抑えるアルゴリズムも加える

オッズが高い場合に賭け金を増やすあたりはギャンブラーの匂いがプンプンしてきますね。ケリーさん的に言えばそこは賭け金を減らすべきでしょう、となりますが。リターンがプラス4%しかないのはそこらへんに理由があるのかもしれません。

オッズと勝率の関係について面白い記事がありました。
単勝で馬券生活
当該記事ではこちらの記事にあるデータを参照し→第543回 1、2番人気とオッズの関係を考える
1番人気でオッズ1.4倍以下の勝率が62.8%しかないことからむしろ1番人気の馬は今後買えないとなげきます。
さて、このデータの中で注目したのは1番人気のオッズ5倍~6.9倍の勝率21.4%です。
5回に1回しか的中しないもののオッズが5倍以上なので長い目で見るとプラスのリターンになるでしょう。仮にオッズ平均5.5倍だとするとケリー基準でもプラスになりますね。資金の3%程度を地道に賭けていくのでプラスになるまでかなり時間がかかりそうですが(笑)

さて、サッカーマティクスというサッカーを数学的にデータ分析した本があります。野球のデータ分析で一世を風靡したマネーボールのサッカー版的な感じの本ですが、この本の中で実際にサッカー賭博をやってみる章があります。
詳しくは本を参照してもらいたいのですが、データに基づいて勝率を算出し、その勝率とブックメーカーの出す勝率=オッズを比較し優位性がある場合に賭けるという手法がでてきます。
この考え方はいわばエッジがあるときにかけていく、ケリー基準の考え方に通ずるものがあります。
データに基づいた勝率に信頼性がなければ意味がないわけですが、そもそもブックメーカーも似たようなデータを使って算出しているので実際はかなり似通った勝率に落ち着いたりします。
ブックメーカーの出すオッズと、日本の競馬で使用されているオッズはまったく違う算出法ですが、競馬のオッズは勝率などを胴元が計算して算出するものではなくいわば人気投票の結果にもかかわらず、1番人気の勝率がやはり一番良かったりするのはとても興味深いです。これはいわゆる「群衆の知恵」と言えるのかもしれません。
そうなると競馬では1番人気や2番人気にはそれなりに信頼性があるということになります。もっとも勝率が高いからといってオッズが高いわけではなくむしろ人気があるためにオッズが低くなり、結果としてエッジがないのでやるだけ無駄の勝負となります。
別の見方からは、ある組み合わせでは勝率は10%であるにもかかわらず、オッズが12倍をつけているとするとエッジがあるので買い、というふうになります。
とは言え、エッジがあるから必ずその勝負に勝つのではなく、同じ条件の勝負をやり続ければ結果的に勝っている(回収率が100%を上回る)という点を忘れてはいけません。
オッズだけで馬券を買う手法は昔からあるようですが、いずれにしろ勝ち馬を予想するパターンが多いようで、このような単に確率だけで賭けていく手法というのはなかなか好まれないでしょう。
なんせ勝率10%だと10回やって9回は損しているわけですし、下手をすると10連敗20連敗するかもしれません。そんなに負けていたらとても平静ではいられないでしょう。

WIN5って儲かるの? 効率のいい馬券の買い方とは

馬券のオッズと勝率には相関性があるということが分かる。しかも馬券の場合勝率=確率が高いと配当が下がる。いわゆる期待値が下がると言っていいだろう。
これはwin5をみていると非常に分かりやすい。宝くじのように単に確率だけでwin5を語ってしまうと本質を見誤ってしまう。
最高配当金が6億円という謳い文句ばかりに目が行きがちであるが、実際は意外に配当が少ないという印象である。
言い換えれば的中者がめちゃくちゃ多い時がある。そうなると当然配当は少なくなる。
高額配当金をゲットするためには人気のある馬が勝たないほうがいいということになり、そうなると面白味がなくなる。
高額配当金を得るためにwin5を買うのだから、人気馬が勝つような簡単なレースは避けた方が賢明ということになろう。
確かに1番人気の馬だけ買い続けても、単勝を買い続けるよりは回収率がよくはなるだろうが。
1番人気馬の勝率が約32.8%であるから、5レース全部1番人気馬が勝つ確率が約0.38%となる。
ということは300回購入してようやく1回的中する確率であるが問題は配当といういことになる。下手をしたら数千円もありうるかもしれない。このように配当が読めない場合は確率だけで賭けていく方法はなかなかとりづらい。
win5は購入前にオッズがわからないというのも特徴である。また、キャリーオーバーされた場合期待値が100円を超える事もあるがだからといって的中率があがるわけではない。

記事にもあるが人気馬とちょっとした穴馬を組み合わせていくというのがベターなのかもしれない。
ちなみにオッズ2倍台の連対率が50%。7~9.9倍の連対率が21.1%。計算上両者を組み合わせた連対率は約10%となる。
従って馬連でオッズが10倍以上ついていれば買い続けるとトータルリターンはプラスとなる。しかしながらよくできたものでこのようなオッズ自体が頻繁にみられないし、見つけたとしても10回に1回しか勝たないので、プラスの収益までもっていくのに相当な期間が必要になってくる。

同じように的中者が多くなると賞金が少なくなるものにサッカーくじtotoがあるが、totoの場合は事前に投票率が分かる。
かなり古いデータだがtotoも投票率が高いと勝率が高いのは興味深い。これも例の群衆の知恵だろうか。totoの人気チームは本当に勝ってるの?
80%以上の投票を集めたら69%の勝率。とはいえ、40%~70%の投票率で50%の勝率、70%~80%の投票率で46%の勝率となっておりこの幅の広さで当たるも八卦、当たらぬも八卦となっている。
いずれにしろ投票率が事前に分かるとそれなりの対策はたてやすいということにはなる。
WARPというAIでtotoの予想をするサービスがある。それほど的中率は高くなさそうであるが、もし的中率が高くなればそれはそれで諸刃の剣である。
Jリーグの場合は半分のチームが勝ち点数点の間にひしめいて残留争いをするという世界でも稀な力の拮抗したリーグなのでさすがのAIと言えどもまだ発展途上かもしれない。
ただ、totoも控除率が約半分程度なので確率的にとろうとすると非常に分が悪いのは容易に想定できるので、totoをやるくらいならブックメーカーのほうが断然マシということになる。ひどいブックメーカーであっても10%も寺銭を控除するところはない。
ブックメーカーでも複数の試合を一度に賭けるマルチをやれば億単位になることもある(勿論的中すればですが)。
勿論、日本国のお上が認めたサッカーくじが廃れてしまうので当然日本国内でブックメーカーなどできない。海外のブックメーカーが日本国内で公に商売をすることなどもってのほかである。
日本では単純賭博は禁止であるが、これは国がギャンブルで儲けたいから禁止にしているだけだと穿った見方をするのは当然だろう。そういえば日本でもカジノが解禁されるようだ。パチンコスロットとカジノの違いがいまだに分からないが、ギャンブルを数学的にやるといえばブラックジャック必勝法だろう。
ギャンブルに必勝法などあるはずがないと、一般的な常識人ほど思うに違いないが現実に存在すると知ったら人生観が変わってしまうかもしれない。天才数学者はこう賭ける
昔読んだ本の中でこの件ともう一つ、競馬の必勝法の話もあった。勿論具体的な方法などは開示されておらずその人は世に出る事もなくひっそりと優雅な暮らしをしているようだった。多分ブラックジャック必勝法を知らなければ競馬必勝法なんぞあるわけないと思っていただろう。
そして本当に聖杯を見つけたらそれをむざむざタダで人には教えたくはない。と同時に誰かに知ってもらいたいとも思うだろう。
世の中には自分の常識とはまったく違うところに真実が落ちているのかもしれない。

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